靴のかたちを知る
同じ足でも、靴によって選ぶサイズが変わるのはなぜか。靴のどこを見れば分かるのか。ここに書いた説明は、実際に試着した記録と靴の作りから立てた説明です。試着の記録がたまったら見直します。

ちょうどいいはずの 16.0cm が、別の靴では合わなかった
今はいている靴は 16.0cm でちょうどいい。そこで同じ 16.0cm を、別の靴でオンラインで買ったら、きつくて履けませんでした。お店で三つの靴を試着してみると、合う表示サイズはばらばらでした。
16.0cmadidas のローテクモデルローカット。履き口のまわりが薄いぴったりでした。17.0cm は脱げました。
17.0cmVans Old Skoolローカット。履き口のまわりが厚め17.0cm でちょうどよかった。
17.5cmNew Balance のマジックテープモデルハイカット。足首の前をマジックテープで留める17.5cm でも脱げませんでした。
表示サイズだけを頼りに買うと、こうした失敗が起きます。
違いを決めているのは、この二つ
同じ 16.0cm と書かれていても、靴の中の長さは靴ごとに 0.2cm から 1cm ほど違います。中敷きを取り出して並べると、長さの違いがよく分かります。表示サイズだけでは、靴の中の長さは分かりません。

ハイカットで、足首の前をマジックテープで留める靴は、ゆとりを持たせても脱げにくい作りです。ローカットで、履き口のまわりが薄い靴は、ちょうどのサイズでないと脱げやすくなります。

このサイトは靴の中の長さを測り、靴の作りと合わせて、お子さんの足の長さから選ぶサイズを出しています。
同じ表示サイズでも、靴の中の長さとかたちは違う
どちらも 15.0cm と書かれた靴です。足を止めるかたちが違います。
履き口が高く、かかとにクッションがあり、足首の前をマジックテープで留めます。足首を後ろと前から支えるので、ゆとりを持たせても脱げにくい作りです。
履き口が低く、かかとが薄く、かかとの形だけで足を止めます。小さい子のかかとは丸くて小さいので足が前にすべりやすく、ちょうどのサイズを選びます。
大きくなるほど、履き口は低くなる
歩き始めの靴は履き口が高く、幅の広いベルトで足首を止めます。4 歳ごろから履き口が低くなり、ベルトはゴムひもと細いベルトに、そのうちひもに変わります。かかとの骨がしっかりして、靴がかかとで止まるようになるからです。同じモデル名でも、16.5cm と 17.0cm の間でかたちが変わることがよくあります。
靴のどこを見るか
お店でも、届いた靴でも、この三つを見れば、その靴が「ゆとりを持たせても脱げにくい靴」か「ちょうどのサイズを選ぶ靴」か分かります。どちらのタイプが良い靴だという話ではありません。選ぶサイズが変わる、という話です。
かかとの真後ろを親指で押しても、ほとんどへこみません。足を後ろからしっかり止めるので、ゆとりを持たせても脱げにくい作りです。
押すと簡単につぶれます。ゆとりを持たせると脱げやすくなるので、ちょうどのサイズを選びます。かかとの縁が厚くても、柔らかい靴はあります。厚さではなく、押したときの硬さで見てください。
かかとだけで決めず、履き口の高さと留め具の位置も一緒に見てください。
足首を前からも押さえるので、足をしっかり止めます。留め具が足首に近い靴ほど、ゆとりを持たせても脱げにくくなります。
ひもに見えても、引っ張ると小さなマジックテープが付いているだけの靴です。足首が開いたままになるので、止まりは弱めです。
親指の先と中敷きの先端の間に、0.5cm 以上のあきがあります。
あきが 0.5cm より少ないか、親指が中敷きの先端に届いています。
今の靴が合っているかは、靴の上から押しても分かりません。中敷きを取り出して、その上に立たせて、親指の先と中敷きの先端の間のあきを見ます。指先の目安の線が印刷されている中敷きなら、線の意味をその靴の案内で確かめて、あわせて参考にしてください。
このサイトにない靴を見るとき
上の三つを見て、かかとが硬く、足首の前で留める靴なら、ゆとりを持たせても脱げにくい靴です。つま先のゆとりは 0.8〜2.5cm くらいまで持たせられます。かかとが柔らかく、留め具が甲の上にあるか無い靴なら、ちょうどのサイズを選ぶ靴です。つま先のゆとりは 0.8〜1.1cm くらいにとどめます。この数字は、実際に履いた記録で確かめながら見直しています。