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靴のかたちを知る

同じ足でも、靴によって選ぶサイズが変わるのはなぜか。靴のどこを見れば分かるのか。ここに書いた説明は、実際に試着した記録と靴の作りから立てた説明です。試着の記録がたまったら見直します。

子供靴を横から見た図と、部分の呼び方。足を入れる口が履き口、後ろの硬い部分がかかと、足首の前を留めるマジックテープが留め具、足の甲が当たる上の面が甲、前の先がつま先、靴の中の底に敷いてあるのが中敷き。靴の中の長さは、かかとの内側からつま先の内側まで
このページで使う、靴の部分の呼び方です。履き口(はきぐち)は、足を入れる口のことです。

ちょうどいいはずの 16.0cm が、別の靴では合わなかった

今はいている靴は 16.0cm でちょうどいい。そこで同じ 16.0cm を、別の靴でオンラインで買ったら、きつくて履けませんでした。お店で三つの靴を試着してみると、合う表示サイズはばらばらでした。

15.015.516.016.517.017.518.0 今ちょうどいい靴 16.0cm 単位 cm
  • 16.0cmadidas のローテクモデルローカット。履き口のまわりが薄いぴったりでした。17.0cm は脱げました。
  • 17.0cmVans Old Skoolローカット。履き口のまわりが厚め17.0cm でちょうどよかった。
  • 17.5cmNew Balance のマジックテープモデルハイカット。足首の前をマジックテープで留める17.5cm でも脱げませんでした。
2026 年 9 月、足の長さ 15.9cm の子が三つの靴を試着した記録です。合った表示サイズに 1.5cm の差がありました。

表示サイズだけを頼りに買うと、こうした失敗が起きます。

違いを決めているのは、この二つ

1 靴の中の長さ

同じ 16.0cm と書かれていても、靴の中の長さは靴ごとに 0.2cm から 1cm ほど違います。中敷きを取り出して並べると、長さの違いがよく分かります。表示サイズだけでは、靴の中の長さは分かりません。

かかとを一本の線に揃えて並べた三枚の中敷き。どれも 16.0 と印刷されているが、つま先の位置が少しずつ違う
どれも 16.0cm の中敷き。かかとを揃えると、つま先の位置が違います(説明のための図です)。
2 靴のタイプ

ハイカットで、足首の前をマジックテープで留める靴は、ゆとりを持たせても脱げにくい作りです。ローカットで、履き口のまわりが薄い靴は、ちょうどのサイズでないと脱げやすくなります。

足首の前をマジックテープで留めるハイカットの靴と、履き口が低いローカットのひも靴を横から見た図
左がハイカット、右がローカット。履き口の高さが違います。

このサイトは靴の中の長さを測り、靴の作りと合わせて、お子さんの足の長さから選ぶサイズを出しています。

同じ表示サイズでも、靴の中の長さとかたちは違う

どちらも 15.0cm と書かれた靴です。足を止めるかたちが違います。

同じ表示サイズの二足の靴。左は黄色の履き口が高い靴で、足首の前に幅の広いマジックテープがある。右は青のひもで結ぶ低い靴で、大人の靴をそのまま小さくした形
小さい子のために作られた靴

履き口が高く、かかとにクッションがあり、足首の前をマジックテープで留めます。足首を後ろと前から支えるので、ゆとりを持たせても脱げにくい作りです。

大人の形を小さくした靴

履き口が低く、かかとが薄く、かかとの形だけで足を止めます。小さい子のかかとは丸くて小さいので足が前にすべりやすく、ちょうどのサイズを選びます。

大きくなるほど、履き口は低くなる

左から右へ大きくなる四足の子供靴。高い履き口と幅広ベルトの靴、履き口が中くらいで厚いかかとの靴、ゴムひもと細いベルトの靴、ひもの靴

歩き始めの靴は履き口が高く、幅の広いベルトで足首を止めます。4 歳ごろから履き口が低くなり、ベルトはゴムひもと細いベルトに、そのうちひもに変わります。かかとの骨がしっかりして、靴がかかとで止まるようになるからです。同じモデル名でも、16.5cm と 17.0cm の間でかたちが変わることがよくあります。

靴のどこを見るか

お店でも、届いた靴でも、この三つを見れば、その靴が「ゆとりを持たせても脱げにくい靴」か「ちょうどのサイズを選ぶ靴」か分かります。どちらのタイプが良い靴だという話ではありません。選ぶサイズが変わる、という話です。

01かかとの硬さを見る
真上から見た二足の靴の履き口。左の黄色の靴はかかとの縁が厚くクッションがあり、右の青の靴はかかとの縁が薄い
かかとが硬い

かかとの真後ろを親指で押しても、ほとんどへこみません。足を後ろからしっかり止めるので、ゆとりを持たせても脱げにくい作りです。

かかとが柔らかい

押すと簡単につぶれます。ゆとりを持たせると脱げやすくなるので、ちょうどのサイズを選びます。かかとの縁が厚くても、柔らかい靴はあります。厚さではなく、押したときの硬さで見てください。

かかとだけで決めず、履き口の高さと留め具の位置も一緒に見てください。

02足首の前で留められるか
横から見た二足の靴。左の黄色の靴は履き口が高く、足首の前の幅の広いマジックテープを手で開いている。右の青の靴は履き口が低く、ひも風の飾りの下に小さなマジックテープがある
履き口が高く、足首の前を幅の広いマジックテープで留める

足首を前からも押さえるので、足をしっかり止めます。留め具が足首に近い靴ほど、ゆとりを持たせても脱げにくくなります。

履き口が低く、甲の低い位置に小さなマジックテープがある

ひもに見えても、引っ張ると小さなマジックテープが付いているだけの靴です。足首が開いたままになるので、止まりは弱めです。

03中敷きを出して、上に立たせる
中敷きの上に足が立っている二つの図。左の中敷きでは親指の先と中敷きの先端の間にあきがあり、右の短い中敷きでは親指が先端に届いている
まだ合っている

親指の先と中敷きの先端の間に、0.5cm 以上のあきがあります。

サイズが足りない

あきが 0.5cm より少ないか、親指が中敷きの先端に届いています。

今の靴が合っているかは、靴の上から押しても分かりません。中敷きを取り出して、その上に立たせて、親指の先と中敷きの先端の間のあきを見ます。指先の目安の線が印刷されている中敷きなら、線の意味をその靴の案内で確かめて、あわせて参考にしてください。

このサイトにない靴を見るとき

上の三つを見て、かかとが硬く、足首の前で留める靴なら、ゆとりを持たせても脱げにくい靴です。つま先のゆとりは 0.8〜2.5cm くらいまで持たせられます。かかとが柔らかく、留め具が甲の上にあるか無い靴なら、ちょうどのサイズを選ぶ靴です。つま先のゆとりは 0.8〜1.1cm くらいにとどめます。この数字は、実際に履いた記録で確かめながら見直しています。

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